2010年11月10日

ブックスタート要請の報道

昨日の要請の様子が報道されました。

2010年11月10日  宮古毎日新聞
市の事業として実施を
はじめまして絵本の会 池城代表らが要請

ブックスタート要請の報道



2010年11月11日  宮古新報
絵本の会、市主導の「ブックスタート」を要請


2010年11月9日  宮古テレビ
「はじめまして絵本の会」が協力要請
http://media.miyako-ma.jp/mtv/content/view/5269/57/


ブックスタートのそもそものはじまりは、
図書館職員の女性とある男の子との出会いだったそうです。

初めて会うその子に絵本を渡すと、
彼は絵本の上に座ったり、投げたり。
なかなか「ページを開く」という行為に移りません。

彼は絵本とはどういうもの、ということを知らなかったのです。
彼女はそこで初めて、
「絵本を一度も読んでもらったことの無い子どもが存在する」ことに気づきます。
男の子はごく普通の家庭の子でした。
家庭に問題があったり金銭的に余裕がない等の事情のない、ふつうの。

図書館にやってくるのは、
もともと価値のわかる親御さんに連れられてくる子供たちなのではないか。
図書館職員が本当に出会わなくてはいけないのは、
そうではない環境の子供たちなのではないか。

彼女は基金を作り、ブックスタート活動を始めます。イギリスでのことです。
※このエピソードは「赤ちゃんと絵本をひらいたら」に載っています。市長にプレゼントしたので手元になく、うろ覚えで書いてますが....


そもそも「はじめまして絵本プロジェクト」を始めたのは宮古島市の図書館カード保有率が約2割と全国・県内に比べて大幅に低いこと、その上で未就学児を調べるとさらに少ないことが分かり、問題意識をもったことです。
※こちらをご参照下さい。
お問い合わせ内容のご紹介

ブックスタートは「すべての赤ちゃんに」コンタクトをとることが一番の目的です。
なので今回の要請で0歳児検診の会場を活用させていただける了解を得られたのは、とても良いことです。

宮古島市で誕生する赤ちゃんは今のところ毎年500〜600名くらいだそうです。
絵本は千円以下のものが多いので、予算は70万円あれば充分。
自治体予算として大きな額ではありませんが、
ボランティアの集める寄付金としては少々ハードルが高く感じます。

来年から私たちの活動はどんなスタイルをとったらいいのか悩みますが、
まずは今年の12月のお手渡し会を楽しみたいと思います。
たくさんの赤ちゃんの笑顔に出会えれば、何をすべきなのか分かるでしょう。


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Posted by ikeshirokaori at 21:35 │お知らせ